ウォッチのなんかそういうアレ

不定期更新。ウォッチって奴の、ゲーム系ブログです。エクバの記事多め

【エクバ動画投稿勢向け】Youtubeにまつわるエクバの話

どうも、ウォッチです。

 

マキオン発売に合わせてガンダムYoutuberやろうと画策している人はいると思います。
僕もやってやろうかなくらいの考えでいるくらいです。

しかし、Youtubeでエクバの動画を投稿していく際には、どうしても気をつけなければならない要素が存在します。

 

著作権と収益化のルールです。

 

今回は、そんなYoutubeとエクバにまつわるこんな話をしていきたいと思います。

 

 

What is 著作権

著作権者が自身の著作物を自由にコントロールする権利」です。
例えば、ガンダム著作権ガンダムを作った人、団体、会社にあると考えると簡単かもしれません。

著作権といえば、D社が自社コンテンツ(特にネズミ)に対して滅茶苦茶なまでに厳しい著作権制度を設けているという話が有名です。

Youtubeにおける著作権について詳しい説明をしているサイトは大量に存在しますが、
要は「許可のない音源使用、映像使用および違法アップロードをしたら許さねぇ」ということです。
これでも多分間違った解釈になっているかもしれないくらい著作権のルールは複雑ですが、
とにかく「無許可で権利物を投稿したら著作権侵害になるよ」ということです。

 

でも、いちいち権利者が動画見つけて申し立てとかやってられる程の暇はありません。
なので、コンテンツIDと呼ばれるシステムを採用しています。
権利者以外の第三者による違法な権利主張、著作物の無許可利用を未然に防いでくれるシステムです。
このシステムのおかげで、わざわざ権利者が動かなくてもYoutube側が自動で動画に申し立てしてくれるというわけです。

 

しかし、そんなこと徹底したらYoutubeの動画の9割くらいは死滅してしまいます。
このコンテンツIDという機能自体が、あくまで違法アップロード対策みたいなものなので、普通にゲーム動画を投稿したり、Youtuber活動をする分には引っかからない事が多いです。
ゲーム実況をやってもいいとメーカー側が明言しているゲームと、そうでないゲームがある、その明言すら無いゲームがあるので、ゲーム動画に関してはかなり曖昧なところがあります。

例えば、一部のゲームは動画化していい範囲を決めていたり、著作権表記があれば動画投稿していいと明言していたり・・・。

What is 収益化

要は、一定の条件を満たしてYoutube側に認められると、動画で収益が得られるようになります。
確か広告が動画再生前に再生されるようになったりするとか、再生数に応じてお金がもらえるようになったりします。
Youtuber達は皆これを目指して動画投稿を行い、Youtubeドリームを掴もうとしているわけです。
当然、Youtuberの中にはゲーム実況者も含まれており、ニコニコ動画のゲーム実況者の大半はYoutubeでも活動しているか、Youtubeに逃げた人が多いです。
ゲーム実況、ゲーム配信の場合、収益は広告、スパチャ、サブスクライブとかになります。

 

一時期ゲーム実況に対してYoutube側がよくわかんないことしていたケースがあります。
ゲーム実況者達が相次いで収益化対象外にされたりしていました。
これは「その実況者が実況していたゲームは、実はゲーム動画の録画・配信を認めていなかった」というのが原因ではないかと分析されていました。
しかし、そういうゲームにも関わらず収益化が止まってないゲームもある辺り、この辺の認識は本当にガバガバです。

 

なので、ゲームの動画配信、実況生放送は割とグレーな立ち位置にいると思いましょう。
これでも最近のゲームは配信許可出してくれているゲームが多かったりしますが、
それを許していないゲームかどうかを事前に調査したほうが後で収益化無効にされたとかトラブルが起きないと思います。

ブロードキャスト不可能はYoutubeの仕業?

さて、ガンダムバーサスの時もそうでしたし、βテスト時点でもそうでしたが、
マキオンはブロードキャスト機能が使えません。
ビデオクリップ機能も使えません。

恐らくはYoutube著作権云々に対する対応を行った結果でしょう。
ガンダムの権利云々もかなり面倒なことになっていましたが、最近バンダイにほぼ全版権が渡されたなんてニュースが流れてました。
なので、ガンダムの権利・・・というよりエクバというゲームそのものが、そのまんま投稿するとYoutubeの規約に引っかかるゲームと認識されているわけです。

 

その原因は「音楽」にあった

エクバシリーズは「ガンダムの版権曲が流れる」ゲームなんです。
版権曲・・・と言っても劇伴曲は引っかかりにくいそうで、大抵はOPやEDを主体とするボーカル曲がコンテンツIDに引っかかります。

この問題はフルブの頃からあったとも言われており、一節では「かつて、Zips*1が流れてる動画は全部削除喰らってた」というものです。

 

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これは僕が身内向けに限定公開という形で投稿しているエクバ2の動画です。
トライバーニング視点のリプレイなので、セルリアン*2が確実に流れるんですよね。
そして、このセルリアンがコンテンツIDに引っかかってしまい、このままだと収益化できませんよという警告を流されているわけです。

 

また、僕自身、個人用でiPhoneYoutube動画をバックグラウンド再生するアプリ用の音楽動画を実験で投稿してみたことがあるのですが、数秒で削除喰らって警告メール届きました。

f:id:Watch0513:20200604175755p:plain

さぁ何のゲームの曲か当ててみましょう。ヒントは「ゲームサントラとは別のサントラに収録されてたアレンジ曲」です。

 

こんな具合に、ボーカル系の版権曲には死ぬほど厳しいのはYoutubeです。
まぁJASRACとかいる影響もあるでしょう。

ガンダムYoutuber達の対策は「編集」にあった

よく、そのまんま音楽を投稿しているけど、なんか音が変に高かったり低かったり、編集を受けている動画がたまにありますよね?
モロ著作権違反してて、上記のように削除されるはずがそのまんま許されているケース。

 

そう、ここに打開策があったんです。

現在のエクバ2動画を投稿しているガンダムYoutuber達は、できるだけゲーム内音楽を流さないように編集を加えて動画を投稿しています。
つまり、版権に引っかかるようなBGMを流さない限り基本は許されるし、それを維持し続ければ収益化が通る可能性があるわけです。

同時に、劇伴曲が流れる機体やバンナムオリジナル曲が流れる機体だったら、無編集のまま投稿できるというわけです。
ダブルオーガンダム視点の音声は編集されてるのに、Ξガンダム視点が音声無編集が多いのもそういう理由があります。
また、筐体直撮りができるならば、有料会員サービスでBGMを劇伴曲だけに固定するという手段を使うことだってできます。

マキオン側に打開策は「あった」

さて、キャプチャーボード使えば無理やり録画できるというのは、多くのプレイヤーから言われていたことですが、編集の技術がないとそのまま投稿するのは難しいという課題が出てきました。

しかし、特に編集しなくともマキオン側で音楽を版権曲から切り替える手段はあります。

 

カスタムサントラです。

カスタムサウンドトラックという機能で、PS4内の音楽を取り込んでゲーム内で流せるようにする機能、あるいはゲーム内の曲をカスタムして、好きな機体にお好みの曲を流させる機能です。
マキオンはカスタムサントラ機能があるそうです。
しかも前者の仕様です。USB等からBGMをインポートして設定する、Gジェネクロスレイズと同じ仕様。
これで編集技術がなくても、キャプチャーボードとUSB機器だけでマキオンの動画を版権に引っかかることなく投下できそうですね。

マキオン動画投稿勢は要対応

というわけで、Youtubeにまつわるエクバ動画のお話でした。
マキオンは動画編集やカスタムサントラで対戦BGMさえいじっておけば多分引っかからないと思います!
エクバ2の場合は、筐体録画かモニター録画かで編集の有無が変わってきますので、ご注意ください。
ちなみに、エクバ2の録画は音声を無音で録画するタイプのゲーセンもかなり多いです。

また、生配信目論んでいる層は、配信を動画として残すかどうかでも版権に引っかかったりするケースがあるそうなので、
配信を動画として残しても問題がないかをきっちり確認しましょう。例えばゲーム音声をかなり小さくして、自分とゲーセンの音声を聞こえやすくするとか。

 

このままいけば、PS4を使った動画撮影機能は絶対使えないと思うので、
動画投稿を考えている方々はキャプチャーボードを手に入れましょう!

*1:西川貴教氏が歌う、「機動戦士ガンダムSEED ASTRAY」のテーマ曲。「牛角とか行っちゃう程の」の空耳で割と有名。

*2:ガンダムビルドファイターズトライ」の前期OP。限界なーんてーなーいのアレ。ライトニングで散々聞いた奴。